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歯周病とは?

今日は歯周病について解説いたします。

日本は世界でも有数の超高齢社会の国ですが、80 歳付近の高齢者の平均残存歯数は高い数値とは決していえません。歯科疾患実態調査(全国民を対象とした5年毎に実施される日本の統計調査)によれば、中高年以降に歯を急速に失う傾向があります。歯を失う原因の二大疾患が歯周病とう蝕(虫歯)です。では歯周病とはどのようなものなのでしょうか?

歯周病の種類には大きく分けて2つあります。

・歯肉炎

歯肉炎は、最も軽い歯周病の一種です。歯肉が赤く腫れ上がり、出血しやすくなります。この段階では、通常、不快感はほとんどありません。幸い、歯肉炎は歯科医院での治療と家庭での適切な口腔ケア(プラークコントロール)で回復可能です。多くは歯ブラシ、フロスや歯間ブラシなどの歯間部清掃器具の適切な使用で出血することがありますが(この場合それまで正しく器具を使用できていないことが多いです)、それに驚かずに毎日使用すると使用後出血は改善され通常は1週間、長くても2週間で出血しなくなります。

・歯周炎

歯肉炎を治療せずに放置しておくと、歯周炎に移行することがあります。細菌性プラーク(いわゆる歯垢)が主病因であり、そこに個人の歯周病に対する感受性が複合してきます。(口腔衛生状態が良くても歯周炎がすごく進行する人もいれば、逆に悪くても歯周炎にまでは進行しない人も稀にいます。)

プラーク(歯垢)は時間の経過とともに広がり、歯と歯肉の間の溝の内部で増えていきます。歯垢に含まれる細菌が作り出す毒素が歯肉を刺激し、炎症反応を引き起こし自分自身を攻撃し、歯を支える組織と骨(歯周組織)が破壊されます。う蝕(虫歯)は細菌の代謝産物である酸により歯が溶けますが、歯周炎による歯周組織の喪失は自身の免疫反応によって引き起こされるのが大きな違いです。歯肉は緩くなり、歯と歯肉の間に歯周ポケットという溝が形成され、感染が進む可能性があります。病態が進行するにつれ、ポケットは深くなり内部にプラークや歯石がたくさん溜まり、より多くの歯周組織が破壊されます。最終的には、歯がグラグラ緩み、抜け落ちたり、抜歯が必要になったりすることもあります。Silent Killerとも呼ばれ、病状がかなり進まないと症状が出ないこともよくあるので怖いところです。予防的にもしっかり歯科検診を受けましょう。歯周炎に進行している場合は病状に応じて歯科医師による適切な治療介入が必要です。

歯周病の症状、警告サインには以下のようなものがあります。

* 歯肉が赤く腫れたり、痛んだりする、あるいは口の中に痛みがある

* 歯磨きやフロスの使用時、または固いものを食べた時に出血する

* 歯肉が退縮して、歯が以前より長く見えるようになる

* グラグラしている歯

* ものが歯の間に挟まりやすい

* 歯周ポケットからの膿

* 口の中のただれ

* 続続的な口臭

* 咬んだ時の咬み合わせの変化

* 部分入れ歯が合わなくなる

ホワイト歯科クリニックでは、あなた個人の症例の徹底的な評価を行った後、疾患の重症度とその進行速度、予想される治療への反応を適切にご説明いたします。歯周病でお悩みの方はいつでもご連絡ください。

歯が健康でもそれを支える骨が溶けてしまって抜け落ちてしまうこともあるのが歯周病の怖いところです。

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