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マウスウォッシュについて その2

前回マウスウォッシュについてイオン系と非イオン系の2つに大別されるという話をしました。今回はこの中でよく歯科と関連して使われるCHX(グルコン酸クロルヘキシジン)とリステリンについてお話をさせていただきます。

まず1つ目はCHXです。これはアメリカと日本の濃度が少し異なっています。論文で効果的だとされる濃度が0.12%か0.2%のもので、それを15㏄口に含んで30秒間うがいをするというのが効果的だとされていますが、日本では過去にアナフィラキシーショックを起こした事例がありまして、日本では、過去にアナフィラキシーショックを起こした事例がありました。そのため、薬事法が厳しくなり、現在では0.05%の濃度のクロルヘキシジンがコンクールというものとして取り扱われています。取り扱い方法についても、さらに薄めて0.01%ほどの濃度で使用するように指示されています。しかし、濃度が薄くなるため効果は限定的です。副作用としては、ステイン(歯の着色)や歯石が挙げられます。これらはCHXを2週間以上使用すると起きる弊害ですので、2週間以上継続使用しないようにご注意ください。

また、これはイオン系のもので、マイナスイオンがついている歯磨き粉の中の成分に含まれるラウリル硫酸ナトリウムなどが、クロルヘキシジンにくっつき歯磨き粉の効果を制限するという特徴があります。そのためこのクロルヘキシジンを使いたい場合は、歯磨きとうがいの間に30分間の時間を空けるようにしてください。0.2%のCHXを1日2回使用すると、プラークや歯肉の炎症に対して効果があるとされています。(Loe 1970)しかし、CHXによるうがいだけでは、歯肉縁下という歯茎の溝の中のプラークの0.5㎜ぐらいまでしか効果が届かないとされている(Pitcher 1980)ので、CHXによる洗口は歯ぐきの溝の中の汚れに対しては限定的な効果しかないと言われています。

また、虫歯に対してはストレプトコッカスミュータンスという代表的な虫歯菌に効果があるという報告があります。(Deus 2022)しかし、虫歯に対しての直接的な効果はまだ証明されていないという現段階の結論もあります。そのため、クロルヘキシジンの虫歯に対する効果は限定的であることを押さえておいてください。

2つ目はリステリンについてですが、使用方法としては、20㏄程度を30秒間うがいをし、その後最低10分間は飲食をしないようにしてください。これによってリステリンの薬用成分が口内に残り、効果的に作用すると考えられます。過去の論文では、リステリンはプラークや歯肉炎に強く影響するという結果が示されています。(Alsheri 2018)また、リステリンの虫歯原因菌に対する殺菌作用もクロルヘキシジンよりも強いとされています。(Oyanagi 2012)さらに、リステリンを歯ブラシと併用することで、6ヶ月後に健康な歯茎を得る確率が歯ブラシのみに比べて5倍高いという研究結果もあります。(Araujo 2015)

エビデンスの観点から言えば、リステリンは基本的に勧められ、特に日常的な使用としては、リステリンのクールミントタイプやトータルケアタイプがお勧めです。クールミントタイプにはチモール・サリチル酸メチル・メントールという薬用成分が含まれており、トータルケアタイプには塩化亜鉛・イソプロピルメチルフェノールという成分が含まれています。

トータルケアタイプは塩化亜鉛という成分が歯茎の溝の中にある歯石の形成を抑制する働きをするため特に歯周病になりやすい人や歯周病を主に予防したい人はおすすめです。対して、クールミントタイプは、最近の研究でCOVID19(新型コロナウイルス)に対して、30秒間うがいをすると99.9%不活性化できるという研究があります。(Meyer 2020) ただし アメリカの Johnson & Johnson社はホームページで公式の見解として「リステリンはコロナを予防するものや治療するものではなく元々は口の中の健康状態を保つために使われているものなのでそういった目的用途で使うのは控えてください。」と言われています。

もちろんまだ研究の途中ではありますがこのような情報からも多少のコロナ予防効果も含めてクールミントを使用してみるのもありかもしれません。どちらもアルコール有り・無しのタイプがありますが、効果は大きくは変わらないので、刺激が苦手な方はアルコール無しをご使用ください。

あくまで補助的な効果ですが積極的にマウスウォッシュを使用していきましょう!

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