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虫歯の防御因子その3

虫歯に対する防御因子をテーマにお話しさせていただいています。主には、だ液、フッ素、抗菌剤やキシリトールというものがあります。今回は抗菌剤やキシリトールなどの補助剤についてお話ししていきたいと思います。

防御因子3: 抗菌剤やキシリトールなどの補助剤

まず抗菌剤についてですが、代表的なものはクロルヘキシジンというものがあります。

これは歯周病だけではなく虫歯の予防にも効果的です。抗菌剤によるうがいをすることで細菌の抑制をすぐしてくれるのですが、その後細菌の数が減った後にまた

再定着が起き細菌の数が増えてきます。クロルヘキシジンによるうがいをすることで、この再定着の期間が大体3か月から6か月ぐらいに延長され虫歯菌にかなり効果的に働くことがわかっています。(Anderson 1993) 

日本では薬事法が厳しくアメリカで使われているような高い濃度が使えないのですが、現状日本で使えるものとしては0.05%のクロルヘキシジンのうがい薬(コンクール)を原液で10ccを1分間うがいをしそれを大体1日に2回× 7日間/月 使うのが基本的な使い方です。2週間以上使うと歯石の沈着や歯の着色のリスクが生じてくるので、基本的には2週間以上は使わないということを念頭に置いてください。

キシリトールについては、メカニズムとしてはフッ素と似たようなところがあり、だ液と再石灰化をまず促進してくれるというのが1つ、細菌の代謝を抑制してくれるというのが2つ目の働きです。総じて虫歯の発生にかなり効果的に働きます。これはNIHというアメリカの国立衛生研究所が出しているコンセンサスペーパーでもはっきりといわれているところです。

使い方としては、大体2粒を1日4回分5分以上噛んで吐き出すというのが基本的な使い方になっています。スクロース、糖類や炭水化物というのが基本的には虫歯原因菌の代謝をするターゲットとなりますが、キシリトールは代替甘味料なので、このキシリトールは糖類とは異なる化学式です。そのため虫歯原因菌がキシリトールをエサにして代謝を行うことができないため、虫歯には強いのです。さらにキシリトール自体の甘味度はスクロース(ショ糖)と同じぐらいの甘味度があり、スクロースに対してカロリーも40%しかないので、かなりおすすめの代替甘味料ですのでみなさんも是非使ってみてください。

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