平井駅 ホワイト歯科
  • English Available
  • 駐車場完備
  • 21時まで診療
  • 各種保険取扱
  • 自由診療も対応

平井駅 ホワイト歯科

Menu

医院ブログClinic blog

社会問題にもなっているインプラント周囲炎

アメリカの歯周病に関連する学会は11月にある最大の年次総会のAAP (American Academy of Periodontology) meeting、1年に2回開催される SWSP (Southwest Society of Periodontists) meetingが大きなものとしてあります。先日そのSWSPのウィンターミーティングがありました。AAPの南西支部の夏と冬に毎年開催されるカンファレンスです。冬のミーティングの方が大きなもので、テキサス大学ヒューストン校をはじめとした南西支部の7-8の歯周病科の学校が集まり、最終学年である3年生は集大成のケースプレゼンテーションを各レジデントが一日かけて行います。プログラムによってトレンドやマテリアルに違いがあり、とても興味深いものでした。

またゲストスピーカーにはDr.Paul Rosenや日本からは高名なニ階堂雅彦先生がいらしてくださり、「インプラント周囲炎」をテーマに様々なお話をされていました。アメリカではメディアでインプラントの有害事象が近年取り沙汰されており、あるニュースでは、2018年からその件数が右肩上がりに伸びていて、2021年には36万件だと報道されていたようです。最新の統計では、アメリカで2022-2026年にかけて、およそ186万本のインプラントを治療していかなければならないだろうと予測されていました。日本でもインプラント周囲炎は問題になっているかと思いますが、やはりインプラントはしっかり学んだプロフェッショナルによって治療・管理されるべきものだと改めて実感しました。またこのトピックについては話すべきことがたくさんありますのでいずれお話ししようと思います。

ページトップへ