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インプラントってなに?

これまでは歯周病や虫歯そして歯肉退縮についてお話をさせていただきましたが、今回からインプラントについてお話をしていきます。

まず最初に、インプラントはどういうものなのか歴史、天然歯との違いはどのようなものなのかを今回と次回でお伝えします。

インプラントというのは歯を無くした時にいわゆる骨の中にネジのようなものを埋め込んで機能させる歯の代わりの代替物として存在します。歴史としては紀元後の8世紀頃に一番最初のインプラントのようなものが発見されています。マヤ文明のホンジュラス辺りで発見されたものですが下顎の前歯の部分3本が歯がなくなっていてその部分に貝殻の破片のようなものが3つ埋め込まれていてそれが歯として機能していたのではないかと一番最初に報告されています。 

それから長い時間をかけて色々な研究が行われたんですがひょんなことから現在のインプラントの始まりが発見されました。

それは1952年にBrånemark先生(近代インプラントの父)が元々は歯科医ではなく医師でした。整形外科の研究に関して、このBrånemark先生が具体的にはウサギの骨を使っての実験をしていて、脛の骨の部分にチタンの装置を埋め込み、血流の活性を見て骨の治癒を見ていくという研究をしていました。実験終了後にこのチタンの装置を外そうとしたところ、このチタンが外れなくなり、 ウサギの骨に埋め込んだこのチタンの装置が周りの骨とくっついているというのが発見されそれをオッセオインテグレーションと名付けました。オッセオンテグレーションはかなり専門用語ですが具体的に言うと、骨とインプラント自体に完全にびったりくっついているというような状態を言います。このインプラントの骨に対する結合が1952年に発見されて、その後Brånemark先生は研究を重ね1965年に初のインプラント手術を行っています。これが人類初の、このチタン製インプラントが埋め込まれたオペになります。

この患者さんのインプラント手術自体は成功はしたんですが 2006年に亡くなったとされていて1965年から2006年まで40年以上をこの埋め込まれたインプラントというのがしっかり機能していたという報告があります。インプラントというのはこの当初からかなり予知性の高い治療だったんじゃないかということが言えます。現在は研究と改良が重ねられ、インプラントの予知性はますます向上しており、一般的には10年の予後が90-95%とされています。

次回はインプラントと歯の違いについてお話しします。

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