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欠かせない歯間部の清掃法(歯間ブラシ)

これまで歯ブラシの方法についてお話をさせていただきました。今回は歯ブラシだけでは掃除できない歯間部の清掃法をお話させていただきます。数多くの研究で、歯ブラシのタイプに関わらず歯ブラシだけでは40%の磨き残し、いわゆるプラークが残ってしまうというのがいわれています (Petker 2019など)

つまり歯間部の清掃法が欠かせないものとなっているということでいくつかその方法を提示させていただいてどれがいいのかどのように磨けばいいのかなどを説明していきたいと思います。(基本的には同じですが歯周病のための効果的な歯間部の清掃法でむし歯とは少し異なりますのでご注意ください)

主には歯間ブラシ、デンタルフロス、口腔洗浄器の3つの方法があります。

・歯間ブラシについて

結論からすると歯間部の清掃効率では最も良い効能を示すツールです。

歯間ブラシについては、歯ブラシのみよりもこのプラークの除去効率という点では大幅に上回っていて、歯間ブラシを使った方が良いといわれていて、歯ブラシだけを使うよりも歯間ブラシも一緒に使ってあげた方が歯と歯の間のお掃除がしっかりできるということです。(Slot 2008)

Rosingの2016年の研究では1分間それぞれ色々な器具を使用させたところ、歯間ブラシの色々な形状に関わらず、この縁上プラークといって歯ぐきよりも上にある磨き残しの除去効率については歯間ブラシの方がフロスよりも良く、デンタルフロスに比べて歯間ブラシの方が良いというのがいわれています。(Rosing 2016)

では実際の歯間ブラシの使い方です。そもそも歯間ブラシは中央にワイヤーが通っていて周りにふさふさした毛が付いているタイプのものです。

ターゲットは歯ブラシと同じで歯と歯ぐきの境目の溝にしっかり毛先を添わせてあげてこのブラシをプラスチックのハンドルがぶつかるまで必ず奥まで入れてあげましょう。歯肉の溝の中を掃除してあげるんだという気持ちです。3~5回、手前の歯に対して抜き差しするようにしてお掃除をしてあげます。研究では3回よりも多く歯間ブラシを動かしても清掃効率に差はないという研究もありますので大体3~5回、1面に対して動かしてあげれば良いかと思います。それが終わったら反対側の面(歯間部は2つの歯から構成されているため)同じように反対側の歯と歯肉にも沿わせてあげて3~5回抜き差しする方向で動かしてください。

もう1つ注意点で歯間ブラシを使うと歯茎が下がってしまうという懸念を抱かれる方がいらっしゃるんですが研究ベースではそんなことはなく、原因としてはよくあるのが歯間ブラシを歯肉に刺す方向で入れてしまい方向を誤って刺してしまった結果外傷として歯ぐきが下がってしまうというのがいわれています。そのため注意点としては歯茎を刺す角度ではなく刺さらない角度で歯肉方向からあおるように奥まで入れるようにしてあげてください。

1つの穴に対して、合計で大体10回ぐらいは歯と歯の間を掃除してあげましょう。

歯間ブラシを使ったことがない方が歯間ブラシを使ったばかりだと出血が生じてきて怖くて使うのをやめてしまう方がいるというのを聞きます。歯肉に炎症が生じているため出血をしているだけなのでぜひそのまま使い続けてください。歯間ブラシを毎日使っていれば1-2週間で炎症は消退してきて出血は止まって歯茎が健康になってきますので怖がらず実践してみてください

サイズが色々ありますが部位の大きさに応じて使い分けてください。少し抵抗を持ってブラシが入るくらいが適正な大きさです。

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