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歯間部の清掃法まとめ

今回も歯ブラシだけでは掃除できない歯間部の清掃法をお話させていただきます。           

数多くの研究で、歯ブラシのタイプに関わらず歯ブラシだけでは40%の磨き残し、いわゆるプラークが残ってしまうというのがいわれています (Petker 2019など)

つまり歯間部の清掃法が欠かせないものとなっているということでいくつかその方法を提示させていただいてどれがいいのかどのように磨けばいいのかなどを説明していきたいと思います。(基本的には同じですが歯周病のための効果的な歯間部の清掃法でむし歯とは少し異なりますのでご注意ください)

主には歯間ブラシ、デンタルフロス、口腔洗浄器の3つの方法があります。前回までで、前者2つは紹介しました。

・口腔洗浄器について

口腔洗浄器については色々なブランドが市場に出回っています

中でも1番有名なのがWaterPikです。

それについて、Gorurの2009年の研究では一応99.9%までプラーク除去が可能といわれています。が、1つの研究でしかいわれていないのでそこまで科学的根拠としては高くはないです。

最も科学的根拠の高い論文形態であるCochraneシステマティックレビューでは「口腔洗浄器の効能については科学的根拠はまだ不足している」とされています。(Wothington 2019)しかし、矯正装置をつけている方、手が不自由で歯磨きしづらい方などには清掃器具として非常に有効であると言えます。使い方が難しいところもあるので、慣れが必要かもしれません。

・結局どれがいいの?

フロスと歯間ブラシも紹介してきましたが, 歯ブラシのみを比較対象とした歯間部清掃法についての2本のシステマティックレビューでは

1: 色々な方法で歯間部の清掃方法を比べてみた結果、「歯間ブラシはやはりプラーク除去に効果的だった。デンタルフロスと口腔洗浄器はどちらも歯ブラシに対して明らかな差は認められなかった。」となっています。(Slot 2020)

2: 歯ブラシのみに比べて「歯間ブラシ、フロス、口腔洗浄器、全て効果はあった。中でも歯間ブラシがプラーク除去のランキングでナンバー1で、口腔洗浄器というのがナンバー2にランキングしていた」(Kotsakis 2018)

というところから、プラークの除去効率で見ると、歯ブラシに対して歯間部の清掃の効率としては歯間ブラシと、次に口腔洗浄器が効果的なんじゃないかというのがここから見て取れます。

結論としては歯周病の為のプラーク除去としてはぜひ歯間ブラシを使ってください。そして口腔洗浄器ももちろん使っていただいて構わないんですがあくまで補助的なものとして使用するようにしてください。

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